心臓病の薬
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ピノの心臓薬と今の状態について

マルチーズのピノ。
小さな体で、背負っているもの(病気)が大きいため
『小さな巨人』
と、畏敬の念を込めて。
高齢(と一口に言っても、推定何歳なのか?難しいですが、
病院では『相当な高齢』と。。。)
他犬との比較やらいろいろ総合的に見て私の勝手な判断で、
大体14歳以上18歳未満というところでしょうか???
まっとうな環境で平穏に生きてこれた犬とは、年の取り方も違って当然なので、
比較が難しいのですが。
我が家の右の横綱ユージーン(同じく高齢の保護犬)とどちらが年上かも難しい問題です。

(↑水色の服がユージーン)
さて、ピノの心臓薬が今回増え、良くも悪くもひとつ新しい段階に突入したといえるので、
そのことについてまとめて報告したいと思います。

我が家で一番薬が多いのは、現在ピノ。
粉薬のほかに6種の錠剤、
朝晩です。間違いなく飲ませることに神経を尖らせています。
以前の薬大臣は、ユージーン(免疫、甲状腺ほか)とロキシー(てんかん、胆泥ほか)でした。

ピノは僧帽弁閉鎖不全症です。
重度僧帽弁逆流、中等度三先尖弁逆流、僧帽弁前尖部の腱索断裂。
心雑音は6段階の5ということで、咳込みと呼吸の大きさと苦しさがあります。
今まで何度か大小の危機が訪れましたが、なんとか潜り抜けてこれました。
呼吸がいつも以上に苦しくなって入院した時は、万一のことを内心覚悟しましたが。
呼吸器の問題と心臓病の両方あるため難しいとのことで、
薬の加減をずっと慎重に考えていただいてきました。
慢性気管支炎、気管虚脱、呼吸性不整脈があるそうです。
呼吸を聞くと、呼吸器が悪い。
画像を見ると、心臓が悪いそうです。
大きくなった心臓の画像を見るのは、文字通り心臓(見る者の)に悪いです。
まず呼吸器の薬を飲んでみて、咳が改善がなかったので、
今回、新しく心臓薬ベトメディンを飲むことになりました。
昔はなかった薬。
我が家で預かった犬たちの中で、数年前心臓病で亡くなったシーズーのサルヴァトーレ(SAL)の
時は、ジゴキシンという薬が使われていましたが、今は余り使わないようです。
SALの咳は、初めて会った日からすごかったです。
心臓薬ベトメディンの出現により今は助かった犬たちも多々いるそうで、
それを聞くと、SALの時にこの薬があったら。。。と思わずにはいられません。
副作用は、ピノの場合は正しく使っている限り心配ないそうで、
効果も即現れるとのことで、ほんとうに期待でいっぱいで始めました。

病院に行ったその夜から飲ませ始め、確かに即効には驚きました!
喜びながらも半信半疑でいましたが、
その夜ずっと咳き込まず静かな呼吸。
何度も確かめては感動。
そして、その日、夜中3時過ぎ、ふと目が覚めた私は、
ピノが静かに寝ていることに気づいてはっとしたあまり、
その後、寝つけなくなってしまいました。
こんなに違うものなのか、という驚きと嬉しさ。
と同時に、しかしこれがいつまで持つのだろう、という不安も。
翌日には、厳密に言えば、やはり咳は出たものの、程度はかなり軽く、
飲んでいるからの効果なのだろうと思います。
急にすっかり呼吸が楽になりましたが、
時には呼吸が荒く大きくなり、咳込むと
やはりだめなのか、という失望が訪れます。
でも全体的に見れば、かなりの改善です。
当のピノ自身さえ、なんだかいつもの自分と違う!?と、びっくり唖然としているようにも見受けられました。
それくらいいつものピノと違ったのです。つまり、いつものピノが辛過ぎたと思います。QOLを考えると
もっと早くしてあげたら良かったかもしれません。でもやっとここまでこぎつけられました。慎重に検査をしながら少しずつ増やしたり様子を見て頂いてきた上でのことなのです。

呼吸が楽なので、熟睡できるようになり、いつもとは違った姿勢で
体を伸ばして寝ていました。
体を横に倒して寝ているのは、珍しかったです。
ずっと同じ格好で寝ていて動かないので、ちゃんと呼吸しているのか?と疑心暗鬼に時々確認してみたりです。

薬が効くと、運動したくなってしまい、安静に出来ないなどもあるそうですが。。。
ピノの場合、高齢だし、背骨が悪いため、運動しすぎの心配はまずありません。

新しい段階に入ったピノ。
この薬のお陰で、命が延びたように感じます。
この薬は、これからずっと一生飲み続けるとのこと。
状態に合わせ、この薬の量を少しずつ増やすことになりそうです。
心臓病というもの、進行を遅らせることはできても、治すことはできないという重い事実を、
SALの時に学びました。
ピノは今後どのようになるのか。
病気の経過はどう辿っていくのか、私はSALの例しか知らないのです。
ピノはSALより年齢も相当上なので、これからが正念場だと思います。
今は食欲も驚くほどあり、ごはん時には興奮して部屋中をぐるぐる小走りに動き回っています。
今のやや楽な生活状態を大切にしてあげたいと思います。
私とピノの関係は、相変わらず、ピノが私を認識しているのか、いないのか
はっきりしません。但し、人間(主に私)が部屋に居ないと、ぎゃあぎゃあ泣きます。
夜寝る時は、私の頭の真横で寝るようになってきたのは、嬉しいですが、
喜ぶのはまだ早い???
ただ布団が好きなだけなのかな?と思えるふしもあり、
なかなか読みにくいです。
一筋縄ではいかないピノとの付き合いも、いよいよ佳境に入って来たという気がします。
覚悟を決めていこうと思います。
後悔のないように。
できれば、あと2年以上は生きてほしいと思います。

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